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問う!

自分自身のサステイナビリティを意識しよう【解説追加】

林達也/人間・環境学研究科・教授(健康科学・運動医科学)

hayasi近年、環境やサステイナビリティのことを真摯に考える学生が増えてきたことを嬉しく思います。しかしそのような学生の中に、自分自身のサステイナビリティ(健康維持)に無頓着な人がいて残念に思うことがあります。何を行うにしても心身の健康管理はとても大事です。とくに、不適切な生活習慣によって健康破綻をきたさないための知識は、若いうちにぜひ身に着けておきたいものです。

 


 

私は本学医学部を卒業した後に、大学病院での研修医を経て、地方都市の救急病院内科に3年間勤務しました。そこに運ばれてくる患者さんは、脳血管障害や心筋梗塞、重症感染症、糖尿病の重症化など命にかかわる疾患が多かったのですが、そのような疾患が急に生じるように見えて、実はその裏に年余にわたって「好ましくない生活習慣」が隠れていることを実感しました。

問題になる生活習慣としては、食事内容やその食べ方、運動不足、喫煙、過度の飲酒、精神的ストレス、生活リズム、既知の病気や危険因子の放置などいくつもの要素があります。私の担当授業を通じてお伝えする内容が、皆さん方が「運動不足病」や「食べ過ぎ病」「ストレス病」に少しでも罹りにくくするための実用的知識となるようにしたいと思っています。

 


【一押し情報】

私の授業は、皆さん方が京都大学の学生であることを意識した内容にしています。たとえば、環境が発症原因になる代表的な急性疾患に「熱中症」があります。京都大学の学生にも、もちろん熱中症にかかる学生がいるのですが、あとから尋ねてみると、その誰もが「暑いところでは水分をしっかり摂取すること」「炎天下では帽子をかぶること」「涼しいところで休息を取ること」などの注意点を知っていました。では、(そのようなことを心得ているにもかかわらず)どうして熱中症になってしまったのでしょうか。実は、京都大学の学生が陥りやすい発症パターンがあります。その説明は授業の中で。