かばんの中から世界を変える、はじめかた。今日、京からできる10のこと

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Q&A

SDGsに関する取り組みを始めたきっかけは?
環境工学分野での研究活動そのものです。20世紀末に廃棄物焼却におけるダイオキシン問題に関わった時は、社会の持続性に強い懸念をもったことを思い出します。
SDGsとご自身の仕事の関係は?
学術研究成果でもってSDGsに貢献することが仕事という認識です。SDGsに密接に関係していると実感することは多いですが、その分、持続性への貢献がどの程度できているか、非常に気になっています。気になりながらの目前の仕事としては、プラスチック問題(プラスチック資源循環戦略から具体化に向けた政策の次の一手に関する論考など)や資源循環を核とした地域循環共生圏構想(資源循環や廃棄物管理を念頭におきつつ、地域の産業や生活などを持続型に徐々にシフトさせるシステム構想など)、PCBなどの残留性有機汚染物質対策などが、大切な課題です。
あなたにとってSDGsとは?
壮大なチャレンジ対象。
2030年までにあなたが叶えたいことは?
今回のプラスチック対策に対しては、Reduceに取り組んだ後の適正なフロー量を見極めること、RecycleやRenewableが事業やビジネスになること、共生圏事業の具体化の中で多くの市民の方々の前向きな実感が得られていること、といったところでしょうか。ほか、食品ロス対策や耐久品の持続性への道筋が見えている状態に持っていきたいと思っています。
企業がSDGsの取り組みを始めるときに重要だと思うポイントは?
現在の社会の枠組みの下では、企業のSDGsへの取り組みは、得意分野の収益性と社会貢献の方向性が両立できる素材を見出し、そして発展させることに尽きるように思います。兆しのある方向が見えている企業は多くあるようですので、楽しみにしています。

あなたの「かばんの中のプラ」は?

数え方次第で点数は大きく異なりますが、一定の纏まりで勘定しています。排出時の最大点数を意識した勘定も重要で、薬やお菓子の個包装の数を勘定すれば数倍に増加するでしょう。今回の自分のカバンでは、マスクは使用後には適切な廃棄と適正処理が求められること、お土産の個包装にはそろそろ工夫をしていかねばならないことを再認識しました。

行っている活動

  • -研究概要スライド
    環境科学センターの当研究室
    阪急阪神ホールディングス株式会社(本社:大阪市)「SDGsトレイン 未来のゆめ まち号」
  • -環境政策協働
    中央環境審議会循環型社会部会で、中川元大臣への答申風景
    阪急阪神ホールディングス株式会社(本社:大阪市)「SDGsトレイン 未来のゆめ まち号」
  • -エコールドでのKistoryへのお付き合い
    慣れない和装に取り組んでいます。いいものです。
    阪急阪神ホールディングス株式会社(本社:大阪市)「SDGsトレイン 未来のゆめ まち号」

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