- 食ロスゼロレンジャー
販売期限と見切り販売 - SDGs KYOTO TIMES

京都から世界にSDGsを発信する情報プラットフォーム《SDGs KYOTO TIMES》。1,300年の歴史を持つ京都は、町や暮らしを持続させる知恵の宝庫です。各所で始まっている「次の千年に向けた京都のSDGsの取り組み」を発信しています。
2021.04.03
見習い
今日はお母さんに菓子パンを買うおつかいを頼まれたんだ!
先輩
買い物するときでも、食べ物をレスキューするチャンスはあるぞ!並んでいる菓子パンをよく見てみるんだ。
見習い
あれ、よく見ると奥にある菓子パンは少し日付が新しいです。つまり賞味期限が長いってことですね。
先輩
では、君は手前の期限が近い菓子パンと、奥の期限が長い菓子パンとどっちを選ぶ?
見習い
お母さんは今日のおやつで食べるって言ってたけど…でもお母さんはいつも奥から買うからなあ。
先輩
悩んでいる君にレスキューの種だ。今日のレスキューの種は「販売期限と見切り販売」だ。
見習い
初めて聞いた言葉です。
先輩
販売期限とは、期限が切れる前に販売をやめてしまう期限だ。期限まで十分に日にちや時間が残った食べ物を棚に並べて置くために、お店が決める期限なんだよ。期限切れの食べ物がお店に並ばないためや、お客さんが買ってから食べるまでに余裕を持たせるためなど、いろんな理由は考えられる。
見習い
そんな期限があったんですね。
先輩
最近では販売期限をやめているお店も多い。逆に期限ギリギリでも売り切ろうとしているお店の努力が見切り販売だ。見切り販売とは、期限が近くなった食べ物を値引きして、お客さんに買ってもらいやすくする工夫のことだ。
見習い
確かに「3割引き」と書いてあるシールが貼ってある食べ物を見たことがあります!
先輩
販売期限があってもなくても、お店で期限が切れてしまえばその食べ物は売られることなく捨てられてしまう。みんなが奥の賞味期限が長い食べ物ばかり買うと、期限切れの食べ物が増えてしまい、お店からの食品ロスが増えてしまう。
見習い
そうだったんですね…
先輩
そんな食べ物をレスキューするためのレスキューミッションが「すぐに食べるものは期限の短いものを買う!」だ。買ってすぐに食べるものだったら期限が近くても問題ないだろう?
見習い
確かに!今日も手前にある期限が近い菓子パンを買って帰ろう!
先輩
この行動は「手前どり」と呼ばれている。これをマスターすれば君も手前どりの達人だ!
見習い
これからはお母さんにも手前どりを実践してもらおう!
先輩
周りの人を巻き込むことも大切だね。さらにスキルアップを目指す君は「スキルアップへの道」を挑戦してくれ。今日の課題は「海外のスーパーの食品ロス削減の取組を調べてみよう!」だ。スーパーが食品ロスを出すことを法律で禁止していたり、賞味期限切れの食べ物だけを売るスーパーがあったり、面白いぞ!もちろんスーパー以外の取組も調べてみてくれ!
見習い
海外から学んで、日本でも実践できたらいいですね!
まとめ
- レスキューの種
- 「販売期限と見切り販売」
- レスキューミッション
- 「すぐに食べるものは期限の短いものを買う!」
- スキルアップへの道
- 「海外のスーパーの食品ロス削減の取組を調べてみよう!」
今日のクイズ
すぐに食べる食べ物を買うときは…
- 1期限が短いものを手前どり!
- 2なるべく新鮮なものを奥からどり!
- 3なんでもいいや適当どり!
正解は…
- 1期限が短いものを手前どり!
期限が短いものは棚の手前に置かれている。お店で期限が切れて捨てられてしまう食べ物をレスキューするためにも、すぐに食べる食べ物は手前どりを実践だ!

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