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【開催報告】3/24(日) 第2弾 EXPO2025に向けた海のSDGs会議 - SDGs KYOTO TIMES
京都から世界にSDGsを発信する情報プラットフォーム《SDGs KYOTO TIMES》。1,300年の歴史を持つ京都は、町や暮らしを持続させる知恵の宝庫です。各所で始まっている「次の千年に向けた京都のSDGsの取り組み」を発信しています。
2024.05.20
第2弾 海のSDGs会議開催報告
3月24日(日)に、「第2弾 海のSDGs会議」を京都里山SDGsラボ「ことす」(京都市京北)及びオンラインで実施し、ことすには約40名、オンラインでは20名の方にご参加いただきました。2023年9月23日に開催された第1弾にも増して、様々な方面から多くの方に加わって頂き、充実した議論が行われました。
今回は、第1弾でも実施された「食・ごみ・技術&イノベーション」セッションに、新たに「生物多様性・海洋教育」セッションを加え、5つの観点より議論を行いました。さらに、午前・午後の二部制として、午前に「食・ごみ・生物多様性」のセッションを、午後には午前の議論に横串を指す形で「技術&イノベーション・海洋教育」のセッションを実施しました。全てのセッション終了後には、全体でクロージングを行い、各セッションの議論内容を共有しました。議論はセッションごとに分かれて行われましたが、いずれの視点も密接に関わっており、海の課題解決には分野の枠に捉われない多角的なアプローチが必要であるということを再認識しました。
食セッションの様子
ごみセッションの様子
生物多様性セッションの様子
クロージングの様子
また、参加者には、食セッションで話題提供された「京都府版ブルーシーフード」に関連して、京都府の未利用魚を利用した特製ランチが提供されました。
特製ランチ調理の様子
提供された特製ランチ(ブイヤベースラーメン)
【各セッションのまとめ】
〈食〉
トピック:海洋資源の持続的利用
⇒海洋資源を持続的に利用していくためには、資源を全く使わないのではなく、使うことを前提としてうまく付き合うことが重要である。
〈ごみ〉
トピック:ごみゼロの実現
⇒ごみゼロのためには、排出抑制、回収、クリーンアップなどの多様な観点からの取り組みが必要。また、大阪ブルー・オーシャン・ビジョン達成に向けて、多くの主体が取り組むことが重要となる。
〈生物多様性〉
トピック:海洋生物多様性の保全
⇒海洋生物多様性の保全には、様々な要因が絡むため、生物多様性の調査手法や協定面の整備など包括的な視点からの取り組みが必要となる。
〈技術&イノベーション〉
トピック:技術による海の持続可能性の実現
⇒海洋生態系未来予測や漁業管理システムなどの技術の活用によって海の持続可能性は高めうるが、こうした技術の実用化には経済的要因を十分に検討する必要がある。
〈海洋教育〉
トピック:海洋教育の実践
⇒海は、批判的思考や自然に対する興味をはぐくみ、SDGs達成に向けた行動を経験するのに重要な場である。一方で、海洋教育の実践には、利益をあげるという点において高いハードルがあり、これが実践の持続可能性を低下させているためこの点を解決する必要がある。
多くの皆様にご参加いただき大変感謝しております。
皆様のまたのご参加を関係者一同心待ちにしております。
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