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2024年9月25日「ごみゼロ大作戦✖〇〇」at びわ湖の実施報告 - SDGs KYOTO TIMES
京都から世界にSDGsを発信する情報プラットフォーム《SDGs KYOTO TIMES》。1,300年の歴史を持つ京都は、町や暮らしを持続させる知恵の宝庫です。各所で始まっている「次の千年に向けた京都のSDGsの取り組み」を発信しています。
2024.10.07
「ごみゼロ大作戦✖〇〇」at びわ湖~~万博開催200日前&大阪ブルー・オーシャンビジョン達成16年前~(https://eco.kyoto-u.ac.jp/sdgs/kyoto-times/5702/)を、約80名の参加を得て開催いたしました。
当日は、趣向を凝らしたポスターやワークショップで、わいわい意見交換や交流を行った後、14団体による3分活動紹介(ピッチトーク)がテンポよく行われました。
その後、みんなで清掃活動へ!
今回、目玉にした「✖〇〇」として、①パトラン体験、②生き物観察体験、③サイクリング体験、④俳句&健康管理体験 のグループに分かれて、出発!それぞれに、楽しく体験すると同時に、清掃活動にも取組みました。
①パトラン体験では、走らなかったものの、みんなで歩いた軌跡が「200」になるという仕掛け!
③サイクリング体験では、大津プリンスホテルまで車道を走り、県道18号の自転車歩行者専用道に出て、近江大橋手前のサンシャインビーチで湖岸に出ました。ごみが多い場所ではなかったのですが、そこそこの距離(3km)を走ったという満足感が得られ、かつ気持ちのよい湖岸に出ることができました!波打ち際に打ち上げられた藻に絡まるようなごみを拾うこともできました。
④俳句には、多くの応募があり、氷室俳句会の尾池和夫先生が講評を行ってくださりました。下(★)に講評及び重要な連絡が記載されております!参加者の方は必ずご確認ください。
なお、三日月関西広域連合長/滋賀県知事の一句は、現地でも紹介があり、参加者から拍手がおこりました!
見たところ、散乱ごみがないように見えた湖岸でしたが、植え込みや波打ち際などをよく見ると、マイクロプラスチックになりそうな砕けたプラスチックごみや、タバコの吸い殻、釣り道具などもみつかり、1時間弱の清掃で、約40kgが集まりました。
なお、ごみゼロアプリを活用して清掃してくださった方は、37名おられ、ごみの総数は662点、アプリ活用者全員の歩数は5万5,639歩(およそ38km;早歩きや自転車の参加もあることを考えると、もっと長い!?)となっています。これらのデータは、今後の分析対象として活用させて頂きます。
★講評 尾池和夫
ミャクミャクと水と土から曼珠沙華
彼岸花の根には毒があって、畦に植えて土竜の穴を防ぎます。その知恵が昔から伝わって今でも美しく景色を彩ります。そんな景色を土と水の恩恵と重ねて詠みました。
湖の音そよぐ秋風ゆるむ足
琵琶湖の場合には「湖」という字を「うみ」と読みます。静かな波の音が心地よく耳に届きます。秋のようやく涼しくなった空気の中をゆっくり歩く姿が見えます。
金風や誇りの湖のとこしへに近江の人たちを中心に琵琶湖をきれいな湖として永遠に守っていかなければ、というよりも、私たちが守られている琵琶湖なのだと思って、秋の風の中でそれを誇りとしていく心があります。
人と自然未来の水にクリーンを
標語のような句になりました。自然の中の一員としての「ヒト」の存在が湖の未来に「クリーン」のイメージを持ち続けるように、世界に呼びかける標語です。
5Rで未来永劫湖とともに5つの「R」をいつも心に持って、誇るべき琵琶湖とともに、世界のどこに居ても、その同じ心で地球に住む、そのような心構えが一句になりました。
皆の湖未来につなぐ宝物
みんなの湖です。いつまでも宝物として、その恩恵を大切にいただきながら、自分の生き方も宝物にしていきましょうという心です。
ごみ出さないグリーン購入で湖きれい
グリーン購入のキャッチコピーができました。ごみを出さないことが一番です。それによってこそ、このきれいな湖がいつまでも輝いてくれます。
湖をさす初秋の光と子の指先
小さな子どもが小さな指先で、きれいな湖の沖を指しています。その指先を目でたどると、きらきらと秋の初めの光がさざめいています。とてもきれいな景色です。
湖からの秋風感じエコ活動
エコ活動にはりきって参加しました。湖から爽やかな秋の風が静かに吹いてきて、私の体を包んでくれます。参加して本当によかったという実感がありました。
淡海の水青い地球のひと雫
宇宙の中にひときわ美しい青い星があります。それは水の星です。宇宙の中で見ると、琵琶湖の水を青い星を構成する一滴の水なのです。
秋の湖未来をひろうきりもなし
秋の湖の景色に中にいると、未来に向かっていつまでもいつまでもこの美しい景色が永遠に続くと思いながら見ています。限りないほどの感動を貰っています。
湖清し拾う手止めて眺む空
湖の清らかな姿の中で、黙々とごみを拾っていました。ふと手を止めて目を上げると、澄み切った秋の空があり、それが湖にも映っていました。
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尾池和夫
特選1句 湖をさす初秋の光と子の指先
秀逸1句 金風や誇りの湖のとこしへに
佳作2句
湖の音そよぐ秋風ゆるむ足
淡海の水青い地球のひと雫
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全体評
とても素晴らしい句をたくさん詠んでいただき、感激しています。特選と秀逸の句には賞品があります。私の関係した「総長カレー」と「ホワイトナイル」です。その他の全員に私がデザインした手拭いを用意しました。
俳句には季語を詠む、575の定型で詠むという形式があります。題材が素晴らしいのですが、佳作の1句目は三段切れになっていて、標語みたいになっています。2句目には季語がなくて残念です。少し変えると秀逸の句になります。
秋風に足をとどめて湖の音
秋の湖碧き地球のひと雫
ありがとうございました。
★賞品をお送りしたく、詠まれた方は、どの句を詠まれたかとご住所を、浅利(mezase530★gmail.com ★を@にしてください)までご連絡ください。
京都から世界にSDGsを発信する情報プラットフォーム《SDGs KYOTO TIMES》。1,300年の歴史を持つ京都は、町や暮らしを持続させる知恵の宝庫です。各所で始まっている「次の千年に向けた京都のSDGsの取り組み」を発信しています。