エコ~るど京大

全員参加型で環境負荷を低減する「持続可能なキャンパス」の実現を目指します

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問う!

京都大学では、環境配慮型のサステイナブルなキャンパスを目指し、分野横断型で議論する会議を開き、また実践活動を展開しています。
過去から取り組んできた「環境問題」に加えて「持続可能性(サステイナビリティ)」の概念を取り入れて研究・教育・社会貢献活動を推進しようとしていま す。テーマの幅が広がり、キャンパス内の取組だけにとどまらないため、教職員・学生・院生・専門家・市民、専門の別を超えて、わいわいがやがや知恵や意見 の交換ができる場を目指して、頭を突き合わせての会議やバーチャルでの議論を行っています。また、その議論から出てきたアイデアをブラシュアップして、実 践・実証・試行しています。
※京都大学環境科学センターが、2015年度 京都大学 分野横断プラットフォーム構築企画(研究大学強化促進事業「百家争鳴」プログラム)の支援を受けて始めたものです。

 


 

背景及び趣旨

京都大学では、近年、「環境(エコロジー)」から視点を広げた「持続可能性/サステイナブルキャンパス」のキーワードのもと、取組やネットワーキング活動を推進しています。

 


 

なぜ今、サステイナビリティなのか?

サステイナブルキャンパス活動は、学内外の多くの関係者が参画できるものであり、また世界のトップ大学でも取組が進むものであるため、重要な取組と考えら れます。サステイナビリティというと、従来のいわゆる「紙・ごみ・電気」の取組の延長線上で捉えられるかもしれませんが、「持続可能な社会」で意味する通 り、大学のみならず、その立地する地域や、関与するあらゆる環境、さらには地球社会と、多層的な環境の持続可能性を担保するための取組が求められ、非常に 広がりのあるものです。視点を変えると、あらゆる分野に関与するキーワードとも言えるでしょう。国連からもSDGs(持続可能な開発目標)が提示されたこ とは記憶に新しいことと思います。

 

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図:サステイナビリティを議論する際に求められる学際性(「環境学」朝倉書店より)

 


 

世界トップ大学の取組

海外では、10年ほど前から、サステイナブルキャンパス構築に向けた取り組みが加速し、サステイナブルキャンパス計画などが発出されています。いずれも、 強いトップのリーダーシップに加え、構成員の参加を得て展開するものであり、それが大学の団結力や価値・評価向上にもつながっています。また、研究や教育 での取組にも力を入れており、サステイナビリティ向上のための幅広い研究への民間等からの資金投入や連携等にも結びついています。
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京都大学での現状の取組の限界

一方、本学においては、従来の環境問題の解決・改善にも引き続き注力すべきであること(解決に至っていないこと)や、サステイナビリティという概念 や具体的な取組への理解が進まないこと(ほとんど認知されていないこと)、学内には様々な形でサステイナビリティに関与した研究・活動が展開されているも のの、効果的にネットワーク化されず独自の取組にとどまっていること、などの課題があります。

なお、従来課題については、環境報告書や環境賦課金などの取組を継続してきたこと、COP21にて世界的に目指すべき目標について合意に達したこと (日本政府は2030年に26%削減を宣言したこと)などから、新たに目標や計画を定めるべき時期に来ていることも特筆すべきと考えられます。

 


 

多くの構成員の参画を得た
京都大学らしいサステイナブルキャンパスの構築へ

従って、サステイナブルキャンパスの取組の概念や具体的な取組(従来課題を含む)について、多くの意見を得ると同時に、広く認知をはかり、実効性あ るものにするための仕掛けが必要と考えられます。そこで、次のような展開を念頭に、「京都大学の環境・サステイナビリティを考える100人会議」(100 人会議)を設置しました。京都大学らしいサステイナブルキャンパス構築に向けた取り組みを進めたいと考えています。

 

■京都大学における「サステイナビリティ」の考え方や概念、京都大学や取り巻く環境が持続可能であるための大きな方向性を、様々な立場から継続的に議論できる場とする。

 

■分野横断的(専門分野や所属等)に、理念から実践までについて議論し、各取組もブラシュアップできる、つまり、それぞれの参加者にとって得るものがある場とする。

 

■上記議論に基づきつつ、実践的に研究や教育・社会貢献活動に展開する。特に、キャンパスを実験台(フィールド)に、思いきった社会実験事業等もで きるようにする。取組や成果については、社会実装性について、広く社会から受け入れる必要があり、研究者や学生にとっても、次のステップに結びつくものに なる。

 


 

活動概要や参加方法

不定期で、年に数回の全体会議に加えて、テーマごとの議論や活動を展開していきます。

関心のある学生・院生、教職員の方であれば、基本的にどなたでもご参加頂けますので、メール等でお問い合わせください。会議や活動へのお誘いや情報提供を随時お届けします。

お問い合わせは、E-Mail:ecocheck@eprc.kyoto-u.ac.jp

 


 

Facebookからも配信中

会議の写真などもアップしております。京都大学の環境サステイナビリティを考える100人会議で検索してください。

 

 

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