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トップページ  »  持活(SDGs)  »   SDGs7,8,9,12 省エネ、働き方、デジタル化、省資源:研究のスタイルを変えよう!

持続可能性・SDGs

SDGs7,8,9,12 省エネ、働き方、デジタル化、省資源:研究のスタイルを変えよう!

土村、安藤

京都大学総合博物館の研究室にてエコラボに取り組んでいらっしゃる本川雅治先生。

SDGs7(省エネ)、SDGs8(働き方改革)、SDGs9(技術革新)、SDGs12(ごみ削減)にも関連してくる研究室運営とは?そして「研究スタイルを変えること」の真意とは?

 


研究のスタイルを変える

 

土村:研究室で紙使用からの脱却、デジタル化に努めている本川先生ですが、なぜこのように研究室運営を変えようと思ったのですか?

 

本川:なるべく効率的に、時間とかお金の無駄をなくしたいと思い実行しました。パソコンの登場以降も、実質的には研究のスタイルというのはここ何十年も変わっていないので、会議や研究発表のスタイルの無駄をそぎ落とすほうが効果的だと思います。例えば、ゼミ発表でもスライドを全ページ、全員のために印刷する必要はありません。結局、モニターやプロジェクターに映し出すのだからそれを見ればいいのです。ゼミでは、A4の1枚に発表の要点を書きだしてそれだけ配布するとかでもいい場合があると思います。

 

安藤:ですが、研究室によっては、スタイルを変えようと言い出す機会がなかったり、先生が嫌がったりしますよね。

 

本川:そうですね。私の場合は、出張で持ち運ぶことが多いので、逆に紙媒体ではないほうが良いのですが…。

いま、私の次の課題は紙を使わず論文を読むことなんですね。文献を読むとなるとどうしても印刷したくなりますが、それを印刷せずにうまく管理しながら、より効果的に読める方法を模索している最中です。大きいタブレットで文献ソフトと組み合わせて読むと検索できたり効率もあがったりすると聞いたことがありますがまだ取り組んではいません。論文を読むときはどうしても紙で見たいこともあるので、紙使用を絶対なくすとまでは考えてないですが、裏紙使用や両面印刷などは心がけています。

 

安藤:確かに、論文を印刷してパソコンの画面と見比べながら作業してしまいがちです。でも、両面印刷した紙が増えすぎて結局乱雑にはなってしまいます。先生は、学生にもそのようなペーパーレスを指導しているのですか?

 

本川:完全ではないですが、学生の論文を見るときには、なるべく紙で打ち出さずに、ファイル(WordやPDF)で送るように指示しています。昔は赤ペンで添削するために「紙で欲しい」と学生に言っていたのですが、下手すればまたそれをスキャンして保存するなど二度手間になっていました。これからは、お金や時間を無駄にしない研究スタイルに変える必要があると思いました。

 


紙の使用激減!研究室のデジタル化へ

 

土村:学生の論文指導などでタブレットを使って添削しているとお聞きしましたが、実際に見せてもらってもよろしいでしょうか。

 

本川:こちらです。ソニーのDigital Paperを使っています。PDFファイルにペンで自由に手書き風の書き込みができて、パソコンともファイル同期できます。論文指導の時間効率化が目的でしたが、紙の使用量も激減しました。今では手書きメモのためにDigital paperを使うこともとても多くなり、逆に外から入ってくる紙の量のほうが増えました。

 

安藤:先生の大きな取組みは2つあって、1つは裏紙使用や両面印刷で紙を減らしていこうという話と、もう1つはデジタル化で手間を省くという話がありますね。

 

本川:そうですね。学生にとっても、添削したものが紙であれファイルであれ、いずれパソコンに打ち込むことになるのでどちらでもかわりはないですよね。むしろファイルでもらったほうがやりやすいのではないかと思います。また、裏紙印刷は情報管理の問題もあるので、なるべく保存しないものを裏紙に、保存するものは両面印刷にしています。

 

土村:研究室の紙使用削減やデジタル化に努めている研究室はまだそこまで多くないと思うんですが、それを他の研究室に浸透させるためになにかアドバイスはありますか?

 

本川: 細かなことやあまり重要でないことを紙で見てやらずに、できるだけデジタルに確認できるものは印刷しないように徹底すればいいのではないかと思います。論文指導でも紙で打ち出すことが多かったですが、最近は学生とのミーティングでも、モニターを置いてその場で学生に直してもらっています。

 


研究の効率化につながる!立机を導入

 

安藤:先生の研究室では立机を導入したとお聞きしました。だらだらする時間が減って効率化につながったようですが、実際のところ使い勝手はどうでしょうか。

本川:だらだら座ってパソコンを見ているのは時間の無駄だと思います。人によっては立っているほうが頭が働くという人もいます。最近オフィスでも流行っている企業もあるらしいです。うちの研究室の学生も影響を受けて2人くらい実践していますよ。

 

土村:それでは1日ずっと立って仕事をしているんですか?

 

本川:パソコンはずっとこの位置に設定しているので、ずっと立って作業していますね。論文をじっくり読んだり、本を読んだりするときは座っていますが。

 

安藤:まさに、腰を据えてやる作業は座るんですね。ぼく、たまに正座で作業することはありますけどね。研究室の椅子一番下まで下げて正座して。正座が好きなんですね(笑)

 

本川:そうなんですね。大学も立って会議とかにして、2時間とかだらだらするのをやめて、1時間とかにすればいいのに(笑)

研究のスタイルを変えることは、大学を出てからもつながってくることであり、時代が変わるごとにスタイルを変えていく必要があると思います。まずは先生から変えていくと効果的なんじゃないでしょうか。

 


学生も棚をアレンジして立机を導入?!

自分なりに研究室棚をうまく活用して立机を作った院生のOさん

 

Oさん:3か月前から研究室の棚をうまく使って立机を導入しました。棚の台の高さを変えるなど自分なりに調整しています。もともとあったキーボードをつかうと肩が凝ったので、自分でキーボードを購入して位置を調整することで肩の負担もなくなりました。効率よく作業ができていると思います。

 

土村:本川先生に勧められて取り組んだのですか?

 

Oさん:強く勧められたわけではないですが、よく立机の良さを先生が語っていたのでやってみようと思いました。

 

土村:面白いですね。また、本川先生は論文指導でDigital paperを使っているとのこと

ですが、その件に関して学生として何か意見はありますか?

 

Oさん:僕はWordの校正機能よりも先生のpaperでの校正のほうが見やすく、助かっています。Digital paperは高いので中々手は出せないですが、安価でよいものがあれば学生でも導入してみてもいいと思います。

 


 

本川先生の研究室では、紙使用の削減、Digital paperでの論文指導、立机の導入など「研究スタイルを変えること」を意識して実践的に取り組んでいました。先生が環境意識や効率化を考慮しつつ、率先して研究室運営を変えていくことで、学生側にもそういった意識が浸透していっている様です。皆さんの研究室でも、このようなエコラボ運営に取り組んでみてはいかがでしょうか?