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―エコ~るど京大・浅利研究室 鹿児島研修 報告書―

2020.09.11

SDGs お知らせ 研修報告

鹿児島研修 全体概容

 

 

上田 知弥(工学部4回生)

 8月6日、8月7日に、環境ビジネスを営む株式会社ecommit様の事業所見学をはじめとする鹿児島研修を行いました。今回は浅利研究室の学生1名、エコ~るど京大2名、京都超SDGsコンソーシアムのメンバー10名程度が参加しました。なお、新型コロナウイルスが流行している時期ですので、参加者はマスクを着用しアルコール消毒や検温など細心の注意を払って実施しました。超SDGsコンソーシアムで実施している京北地域での活動の参考にするべく、初日は薩摩川内市にあるECOBASEの見学、二日目は南さつま市にあるファブラボの見学を実施しました。各日の具体的な内容については後ほど個別にレポートがありますので、そちらをご覧いただければ幸いです。

今研修では、チームごとのプレゼン発表があり、オフィスでの話し合いだけでなく移動中の車内でも積極的に議論を交わしました。見学した施設の感想や京北地域に向けた発展についてたくさん意見交換をすることができたので、非常に有意義な時間を過ごせたと思っております。

最後になりましたが、厳しい状況の中この研修の開催に尽力していただいた関係者の皆様に重ねてお礼申し上げます。

 

Waste Management in Kagoshima at ecommit Co., Ltd.

 

 

SUN JIE(Coco)

(GSGES, D1)

The SDG Study team which were led by Pro. Misuzu Asari from Kyoto University came to Kagoshima on August 6, 2020. The main purpose of this Kagoshima itinerary was to apply Kagoshima’s waste treatment and recycling concepts to Waste disposal in Keihoku area.

 

First of all, the assembly time was arranged at 1 pm, August 6, then the team went directly to ecommit’s corporate headquarters – Kagoshima Satsumasendai City. There was a large marked logo of “ECOBASE” outside the factory, which was very eye-catching and let people know the company’s service categories and company philosophy at a glance. Entering the interior, it is completely industrial-instagram-style decoration, which has the feel of an industrial-style cafe, and all the decorative items are reused items.

 

Next, the president of ecommit started to introduce the company’s overview, philosophy and business scope. And had a focused on the company philosophy of ECOBASE.

Ecommit was launched in 2007 and has developed over the years to become an established wholesale exporter of used products to businesses across South East Asia and internationally. The company supply a wide range of second hand products including clothing and accessories, machinery, electrical appliances, electronic equipment, furniture, and so on.

 

 

Then the president led us through a detailed tour of the internal items of the factory, how to recycle and reuse, how to display the reused products on the Internet, and how to fully reflect the value of the products to get the greatest value. Whether it is from a business perspective or from the perspective of waste recycling, we can deeply feel the sincere dedication of each employee to the product.

 

After that, we came to ecommit’s office and had a brainstorm in this place: We had a group discussion on how to apply the ECOBASE concept to the Keihoku-one area from Kyoto and put forward a series of useful ideas.

 

抄訳

浅利先生率いるSDGs研究会は2020年8月6日に鹿児島に到着した。今回の鹿児島研修の目的は、鹿児島で行われている廃棄物管理とリサイクルの方法を京都の京北地域の廃棄物処理方法に応用することである。

まず1時に集合して薩摩川内市にある株式会社ecommitの事業所へ直接向かった。事業所の壁には大きくECOBASEのロゴが描かれており、目を引くとともに一目見て会社のサービス内容および企業理念が伝わってきた。中に入ると、完全に工場カフェの装飾になっていて、その装飾品はすべてリユース品なのである。

次にecommit社長の川野様から会社の概容、哲学およびビジネス範囲についての説明を受けた。そしてECOBASEの理念に焦点を当てていった。ecommitは2007年設立、東南アジアを始め国際的にリユース品を企業に輸出する卸売り事業を確立した。供給しているリユース品は非常に多岐にわたり、衣服やアクセサリー、農業用機械や電子製品、家具などである。

その後、社長の先導で事業所ツアーをした。そこでは、リサイクル、リユースの仕方、インターネットで販売する際の見せ方、価格の設定方法などを聞くことができた。ビジネスの観点、廃棄物利用の双方の観点から、作業員の方々の製品に対する誠実さが深く感じられた。

工場見学のあと、ecommitのオフィスに移動しブレインストーミングを行った。どのようにしてECOBASEのコンセプトを京都、京北地域に適用するかをグループで話し合い、有用なアイデアを発表した。

 

2日目 ダイナミックラボの視察

上田知弥(工学部4回生)

 研修2日目は、南さつま市にあるファブラボ「ダイナミックラボ」の視察を行いました。ファブラボとはデジタル、アナログを問わず様々な工作機械を備え、かつ専門家ではない人が気軽に使うことのできる市民工房を指します。

左)ダイナミックラボ入口
右)ラボの紹介をするテンダーさん(写真中央、帽子をかぶっている方)

 

まず、ダイナミックラボを運営する一般社団法人その辺のもので生きる代表理事のテンダーさんにダイナミックラボの理念を聞きたのち、ラボの案内・実演をしていただきました。このラボの特徴は廃材を活用すること。ラボの建物は廃校となった校舎、ラボに置いている機材の一部は他の場所でもう使わなくなったもの、「Precious Plastic」の素材は拾ってきたプラスチックごみ、などなど使用する廃材は様々。そのような今すでにあるもの、これからも普遍的に使えるものをベースに生きるということに焦点を当てています。これらを活用してテンダーさんたちが作った色々な道具の紹介やエピソードを聞き、時に実際に機械を動かしながらラボ内を回りました。私も「Precious Plastic」のコーナーで廃プラスチック片を熱で溶かして手作りマーブルタイルを作る体験をしました。

「Precious Plastic」の素材となる廃プラスチック片。

 

その後、屋外にあるパーマカルチャーガーデンやバイオジオフィルターを見学してから、火起こし体験をしました。テレビ番組でも見たことがある木の板と木の棒による火起こしですが、これが非常に苦労しました。煙がまず出ない、出ても火種が持続しない、着火せず炎が上がらない…。その都度、テンダーさんが「今何をしたいのか」「それはどういう現象なのか」「どうすればその現象が再現できるのか」を問い、小学校の理科にまで立ち返りながら一つずつ課題を解決するプロセスを踏みました。最初は個人単位でしていた作業が次第に集団になり、力を合わせることで最後はなんとか火を起こすことができました。知識としては手元にあるものが実際に使うとなると全然活用できていないことに気づくとともに、ラボ見学全体を通じて、対象に目を向けしっかりと観察して特徴をつかむことの大切さを再認識しました。火起こし体験後も各自校舎を見て回ったり職員の方と交流したりしてダイナミックラボを後にしました。

火起こし体験の様子

 

その後、鹿児島市内に戻り1日目のグループディスカッションの課題に対しての解決策を発表するプレゼン大会をしました。各チームそれぞれ2日間の研修で考えたこと、それぞれの所属企業の特徴を反映した京北地域でのECOBASEモデルを紹介しました。質疑応答、他チームからのコメントも含めて非常に多様なアイデアが生まれており、今後の展開、実装が楽しみに感じられるものがたくさんありました。

最後になりましたが、大変暑い時期にも関わらずご協力いただいた関係者のみなさまにお礼申しあげます。

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