エコ~るど京大2014のオープン・ラボ企画を担当させていただきました、1回生横山と申します。今年のオープン・ラボ企画について、報告させていただきます。
オープン・ラボは、今年から取り入れられた企画で、何もかもが手探りの状態で始まりました。開幕日の6月2日から2週間、「京大で環境学を学ぶ先生の研究室がルネに出現!」というコンセプトを掲げ開催いたしました。普段は見られない先生方の研究室の内側・研究内容を展示すること、学生がオープン・ラボに駐在する先生方と気軽に話ができるような空間をつくることを目標としました。
会場は、京大生協のルネ・1階の入ってすぐの場所(約3畳分くらい)をジャックし、先生方の研究室をコンパクトに再現しました。研究室デスク、本棚、丸椅子は最初からセッティングし、そこにご担当の先生方が研究内容のポスター、実験用具、研究室備品、インテリア雑貨、コーヒーメーカーなど、私物を持ち寄ってくださり、空間を自由にデザインしてくださいました。
オープン・ラボ2週間の間に、参加してくださったのは、全部で8名の先生方です。それぞれの先生方の展示の見どころを簡単に振り返りますと、まず、初日、農学研究科の神崎先生は、登山セットの立体的な展示、チベット草原の動物の映像に非常に迫力を感じました。6月3日・4日の2日は、総合博物館より本川先生のご担当で、もぐらの標本やシカの頭蓋骨を展示を、目を凝らして見ている学生もいました。5日・6日の2日は、放射性同位元素総合センターの角山先生のラボで、放射線値を測定する機械や防護服の展示に多くの学生が興味津々で質問をしていました。9日・10日前半は環境科学センターの浅利先生がご担当でした。9日は、環境漫画家のハイムーン先生(高月名誉教授)にもご登場いただいて、っ市民団体J.E.E.の方がお茶を振舞ってくださり、非常に和やかなムードで、環境トークが繰り広げられました。10日後半は地球環境学堂より、環境政策の森先生がいらっしゃいました。11日・12日は宇宙総合学研究ユニットの磯部先生が「宇宙と環境」の深い関係性と可能性や宇宙倫理についてお話しくださり、大変興味深いラボとなりました。13日のマクラレン先生のラボでは、サステナブルなコーヒーの試飲会など、学生らが実際に参加できる企画もあり、80人近い参加者を迎えることができました。
2週間で推定150人以上の学部生、院生、研究生、留学生の参加がありました。また、ルネの一般のお客様も足をとめてくださいました。オープン・ラボに並行し、ルネにてクスちゃんポイント・ラリーと環境書籍の販売も行いました。特に、環境書籍販売の方は順調で、普段より安い価格で販売されていたため、完売した書籍もありました。
私自身、お手伝いとして、それぞれの先生方とお話しさせていただき、非常に充実した時間を過ごすことができました。特に、日替わりで、異なる分野の先生方が集まってくださったので、環境問題についてより多角的な視点で考えることができました。
1か月間、私自身、エコ~るどの事務局のお仕事を通し、環境について理解が深まりました。本当に楽しかったです。ぜひ来年も企画に参加し、オープン・ラボ、エコ~るどのさらなる発展にご協力できれば、と思います。
お世話になった皆様に、心よりお礼申し上げます。
文責:京都大学法学部1回生 横山恵利香