今回は、Sherissa Alyssa Sia (シェリッサ・アリッサ・シー)さんにお話を伺いました。彼女はフィリピンのセブ島の大学生学部生で建築デザインについて勉強しています。
フィリピンは日本の南にある小さな島々が集まった国で、その島の一つであるセブ島は海が綺麗で、ビーチには多くの観光客が訪れます。
Question.1
「フィリピンにおける人々の環境に対する意識は?」
最近では環境問題に対する意識は高くなっていると感じています。地球温暖化などの問題も有り、政府も積極的に市民に呼びかけをしています。ショッピングモールの中にはスーパーのプラスチック袋にお金がかかる所もありますね。
Question.2
「身近な環境問題として思い浮かぶものは?」
ゴミ問題ですかね。私の島では3種類にゴミを分別します。ペットボトル(リサイクル)と、燃やすゴミ、燃やさないゴミです。分けたゴミは地域のゴミ出し場に集めて、収集人が来てゴミ処理場へ持っていきます。ただ、貧しい人たちは怠惰なためか、ごみ出し場までもっていくことはせず、自分の家の近くや畑でプラスチック製品などをもやしたりしています。
Question.3
「リサイクルについては、ペットボトルだけ?カンとかは?」
カンは燃やせないゴミとして捨てますが、ビンはデポジット制になっていますね。買ったお店に空ビンを返すとお金がかえってきます。ペットボトルや古新聞はリサイクル業者や新聞業者に売る事ができるので、個人的に各家に来て収集し、稼ぎにしている人もいます。
Question.4
「ゴミのポイ捨てとかは?」
道端よりも川に浮いているゴミを目にすることが多いですかね。海のゴミについては、観光名所という土地柄、観光ホテルが綺麗に掃除しています。
Question.5
「水の問題といえば?」
一番の問題といえば、サンゴ礁の減少ですね。気候・水温の減少というよりも、ビーチ周辺の建物建築、また現地の人々が観光客向けにサンゴをとって販売などしているので、とりすぎで年々減少しています。
他には、生活や工場排水は水の汚染や年5回程度の大雨による、足首、ひざ上浸水なども問題としてあげられるかと…。
フィリピンにおける人々の暮らしから伺える環境への取り組みは、案外日本と似ているようですね。
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※記事の内容はあくまで個人の見解であり、精密なデータに即しているわけではないことをご了承ください
文責:大塚瑠香