エコ~るど京大

全員参加型で環境負荷を低減する「持続可能なキャンパス」の実現を目指します

 » 京都大学における温室効果ガスの排出量と、削減に向けた取り組み(No.1)

京都大学における温室効果ガスの排出量と、削減に向けた取り組み(No.1)

2009.06.01

学び

京都大学の二酸化炭素排出量

京都大学では、主にエネルギー消費に伴い、大量の温室効果ガスが排出されています。京都市内で5本指に入る二酸化炭素の排出事業者でもあります。
グラフ(図1)には、京大4キャンパスにおける1990年(平成2年)から2008年(平成20年)の推移を示しました。これによると、京都議定書の基準年である1990年に比べて、現在ほぼ倍増していることがわかります。また、床面積あたりでも増加しており、近年のOA機器の普及や高性能化、施設・設備や研究活動の変化が原因と考えられます。

図1 京大4キャンパスにおけるエネルギー消費によるCO2排出量の経年変化

※CO2排出係数は全て、電力:0.366kg-CO2/kWh、ガス:2.28kg-CO2/m3、重油:2.71kg-CO2/L、灯油:2.49kg-CO2/Lとした

 

京都大学の二酸化炭素排出量削減目標

この実態を受け、2007年度に削減目標を設定しました。それは、床面積あたりの二酸化炭素排出量(及びエネルギー使用量)を、毎年2%、5年間で10%削減するというものです。なお、2%のうち1%はハード対策(設備改修や設備投資など)で、1%はソフト対策(構成員の環境配慮行動)で達成することとしています。

 

京都大学の二酸化炭素排出量削減に向けた取り組み

削減目標達成に向けて、様々な取り組みを行っています。ここでは、大きな2つの試みをご紹介します。

1.環境賦課金制度

ハード対策の実施を確実にするために、2008年度から「環境賦課金制度」を導入しました。これは、前年度のエネルギー等使用量に応じて各部局より原資を集め、全学合計額と同じ額を大学本部からも出し、あわせて省エネ投資を行うというものです。現在、削減効果や各部局の意向を検討して、設備改修や運用改善等を進めているところです。

環境賦課金制度告知ポスターのダウンロードはこちらから(PDF 738KB)>>

2.環境配慮行動の促進

ソフト対策については、研究等のアクティビティレベルを維持しながらも相当な削減(約1割削減)が可能であることを示すために、「京都大学環境配慮行動マニュアル ~研究室・脱温暖化編~」を作成しました。これは、日めくりにして配布も進めております。 また本サイトも、多くの方々の理解や参加を得ることを目的としています。「エコ宣言サイト」では、「環境配慮行動マニュアル」の中のいくつかの行動をあげており、現状の取り組み実態や今後の意向をチェックすると、どれくらいの削減効果があるか試算できます。

※この環境配慮行動は、本サイトのトップページでも日替わりで紹介しています。
また、日めくり版も配布しております。

 

その他の環境負荷やより詳しい情報は、環境報告書などをご覧ください。

京都大学環境報告書(2006 – 2011)ウェブサイト >>

環境保全(京都大学環境科学センター) >>

 

新着情報

【京大!バイオスクープ】file46 ギンゴケ

文責・島田草太朗 複雑な生態系を少しでも理解し、さまざまな自然を徹底的に究明したい京大!バイオスクープ。今回のご依頼はこちら「コケが白っぽく汚れているのはなんですか?」 この下の方のやつですね? 地衣類大好きな筆者は一瞬 […]

学び 京大!バイオスクープ

2025.07.15

NO PHOTO

【開催報告】竹箸プロジェクトのトークイベントを実施しました!

7/8(火)に国際科学イノベーション棟のlinkhub@にて、竹箸プロジェクトのトークイベントを開催しました! 本イベントは、現在学内で進められている竹箸プロジェクトについて学ぶとともに、学内で環境問題に取り組む団体間で […]

プラ SDGs 学び

2025.07.15

NO PHOTO

📢活動報告【ことすOPENデー】

7/6はことすOPENデーでした!🎉 エコ〜るどの大先輩、ムンジュさんのエコクッキングをお手伝いさせていただきました。 農業体験から生ごみの活用まで学べる楽しい企画でした✨ ことすではこれか […]

暮らし SDGs 学び お知らせ

2025.07.07

NO PHOTO

📢活動報告【エコバックワークショップ】

7/5【土】は中京いきいき市民活動センターにてエコバックワークショップを開催しました! たくさんの子供達が思い思いに絵を描いて楽しそうにエコバックを制作している様子が印象的でした✨ 是非たくさんエコバッグを […]

中高生 SDGs 学び お知らせ

2025.07.07

ページの先頭へ