普段捨てられがちなかぼちゃの「皮」や「わた」や「種」。
実は栄養価が高く、おいしく食べることができるのです!
今回はかぼちゃを丸ごと使った、ごみを出さないかぼちゃサラダを紹介します。
【材料】
・かぼちゃ 1/4カット
・砂糖 小さじ2
・マヨネーズ 大さじ2
・水 大さじ2
【手順】
1.実からわたと種を取り除き、実を一口大にカットする。
2.わたから種を取り除く。
3.耐熱容器に実とわた、水を入れて、ふんわりとラップをかけ、
500Wの電子レンジで5分ほど加熱する。
4.フォークで実を潰し混ぜ、調味料を加える。
5.種をキッチンペーパーに重ならないように並べ、500Wのレンジで4分ほど加熱する。
6.サラダに種をのせて完成。
【ポイント」
種にわたが少々残っていても問題ありません。
実をフォークで潰す際、硬かったら追加で加熱してください。
種を加熱する際、破裂することがあります。
その際は十分に加熱できたということですので、時間が残っていても加熱を止めてください。
【栄養素について】
かぼちゃの果実にはビタミンEが豊富に含まれ、野菜の中でもトップクラスです。
ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を防止します。
かぼちゃの皮には日焼けやシミ予防に効果的なβ-カロテンが
果肉部分に比べ2倍も含まれています。
β-カロテンは脂溶性のためマヨネーズと合わせて摂取すると
吸収率がアップします。
また果肉に含まれるビタミンEの抗酸化作用の効果を
アップさせることも期待できます。
かぼちゃのわたにもβ-カロテンが豊富に含まれ、果肉部分の5倍にもなります。
さらに食物繊維が豊富に含まれ、心筋梗塞、糖尿病、肥満などの
生活習慣病の予防や便秘解消に役立つことが分かっています。
かぼちゃの種には味覚の維持に必要な亜鉛、骨の発育を助けるマンガンなどの
ミネラルを多く含みます。
コレステロール値上昇抑制効果があるリノール酸も多く含みますが、
熱を加えることによって酸化してしまうため、
今回の調理法では効率良く吸収することは期待できないと考えられます。
【ごみ重量について】
バラバラボの独自調査によると、全重量のうち、皮は11.3%、種は3.0%、わたは3.2%でした。
今回のレシピを400g(1/4カット)のかぼちゃでつくったとすると、
皮45.2g、種12g、わた12.8gの食品ロスを減らすことができます!
「食のバラバラボ」とは?
食品ロス削減を目指し、食材を各部分に「バラバラ」に分解し、
捨てられがちな部分の価値や捨てずに活用する方法をとことん研究する「ラボ」です。
詳しい活動の背景やラボでの議論の様子はこちらから!
動画でレシピを確認したい方はこちら!
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文責:西本早希