京大SDGsリーダー育成プログラム(SPARKU:Solve Problems And Revolutionize from Kyoto University)の2期生が、7月の京北めぐる市にて新京野菜を使った料理教室を開催しました。
新京野菜とは京都の風土に適した”新しい京野菜”であり、京都大学などが開発に携わってきた京都ゆかりの野菜です。
今回イベントを主催したのは昨年度のSPARKU修了生であり、最終成果発表で新京野菜を紹介したグループのメンバーが中心となっています。
最終成果発表会でのアイデアの実装を目指して、7月23日にことすのキッチンラボにて料理教室を行いました。
新京野菜の販路が非常に限られており、食材調達に困難な点もありましたが無事開催することができました。
ページ下部に中高生からの詳細な報告書を掲載していますので、そちらもぜひお読みください。
本イベントに際し、新京野菜を提供していただいた農家様、会場をお貸しいただいたことすスタッフはじめ関係者のみなさまに、この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。ご協力誠にありがとうございました。
【料理中の風景】
【新京野菜やケークサレについてレクチャーする修了生】
【完成したケークサレ】
【↓↓↓中高生からの報告書はこちらから↓↓↓】
新京野菜を広め、新京野菜を作っている地域の知名度を上げるという⽬標で開催しました。料理教室で使⽤した新京野菜は最終的に京唐菜、京の⾵鈴かぼちゃです。それらの新京野菜とその他の材料を使ってケークサレを作りました。参加してくださった⽅は、「新京野菜というものを初めて知ったので参加してよかった」とおっしゃっていました。
全体的に家族での参加が多く⾒られました。料理教室の内容としては、ケークサレの調理、新京野菜の説明、卵の殻の使い道の説明、ことすにある⽣ごみをリサイクルする機械の紹介を⾏いました。
まず、ケークサレの調理ですが、調理体型としてはグループを作ってそれぞれの班で3・4 個作りました。そのグループごとで楽しく作れていたことが良かったなと感じます。準備が始まる前には終わって良かったです。たまにハプニングがありましたが、なんとかケークサレを完成させることができてとてもホッとしました。
新京野菜の説明の部分は、2⼈で説明を⾏いました。説明が予定よりも短くなってしまったので準備の時の丁寧な下調べが⼤切だなと思いました。新京野菜クイズを⾏ったのですが、⼀⽅的に説明をされるよりも参加型だったのがより参加者の⽅に新京野菜を認知していただけるようになったなと思いました。⼤学⽣の⽅の助けもあって、準備の時に考えていたものよりもより良い発表になったと感じました。
卵の殻の使い道については、よく説明できていたと思います。いろんな使い⽅があり捨てなくても良いことはアピール出来ましたが、参加者に⾃分で調べて作ってもらうという形になってしまいました。⼦連れの⽅などは調べていただけるかなと期待しています。
ことすの⽣ごみをリサイクルする機械に関しては、主に⼤学⽣のかたから説明いただきました。エネルギー収⽀に関することなど、鋭い質問も多かったですが、実験的に取り⼊れていき、コストを下げて効率よく変換することが⼤事だな、と結論づけることが出来ていました。参加者が興味を持って聞いてくれていて、よかったです。
全体的に、和やかな雰囲気で料理教室が進⾏したことはよかったです。準備、勉強不⾜で⾄らない点は多々ありましたが、安価に、当⽇参加で楽しく調理していただけたと思います。⼀班に⼀⼈教師役の⾼校⽣がついたことも、教室内の会話を広げるひとつの要因になれたと思います。イベントを開催するにはたくさんの⼈を巻き込みます。綿密な計画、準備は難しいものだと実感しました。
京都⼤学SDGsリーダー育成プログラム2期⽣
⻄村京⾹ ⼩⻄理紗 柿⽊⽥絵⼦ 出野彩愛