持続可能な社会の実現に向けた「働き方」「生き方」を考える企画として、「エコ~るど京大・冬の陣」を、12月8日・9日に京都大学百周年時計台記念館2F国際交流ホールにて開催した。★京大広報2015年1月版にも掲載されています。
セッション参加者と実行委員会メンバー
◆持続可能な社会を目指す企業や団体との出会い
持続可能な社会の実現に向けては、環境や農業、社会貢献、国際課題の解決などが求められる。そこで、それらをキーワードとした18の企業や省庁、地方自治体、NPO団体、学生団体等が展示ブースを出し、仕事や働き方、将来のビジョンなどについて、直接話を聞き、学べる機会を提供した。通常の就職関連イベントでは見られない情報提供、例えば就農を支援するような仕組みの紹介や国際支援にかかわる仕事へのキャリアパス、環境問題に総合的/専門的に取り組む幅広い企業、環境問題に力を入れる地方自治体なども出展した。両日に渡り、1回生から院生、また市民らが、熱心に話を聞く場面が見られた。
【参加企業・団体(順不同)】
㈱エフピコ、大阪瓦斯㈱、川崎重工業㈱ ※冬の陣は交流会のみ参加、国際航業㈱、㈱神鋼環境ソリューション、新日鉄住金エンジニアリング㈱、太平洋セメント㈱、DOWAホールディングス㈱、日本たばこ産業㈱、日立造船㈱、安田産業㈱、環境省、農林水産省近畿農政局、北九州市、京都市、NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミー(上勝町)、JICA関西、NPO法人アイセック・ジャパン、京都大学思修館・社会環境デザイン受講学生プレゼンツ『私たちが見たバングラデシュのごみ問題と国際協力という生き方』ほか
◆先輩トークセッション
同時に「先輩トークセッション」として、7つのトークイベントを実施した。環境問題や農業の現在・過去・未来、社会貢献やソーシャルビジネスなどをテーマとしたセッションのほか、多様な働き方やキャリアパスを知る機会にするため、タレントとして活躍する紫野レイさんやフリーランスの道を選んだ食・科学ライターのサリーさん、同じ部活出身でそれぞれの道を歩み活躍するOBらのトークも行われた。また、8日16:00から17:00まで、「持続可能な社会の実現に向けて」をテーマに、山極寿一総長、京都市門川大作市長、京都大学工学研究科出身で日本たばこ産業㈱の新貝康司副社長によるトップ鼎談が行われ、それぞれの若い日の写真なども公開しながらのトークに大変盛り上がった。いずれも、質疑の時間には、働き方や進路選択、起業等を考える学生の熱心な質問が寄せられ、充実したセッションとなった。【詳細は、下に掲載しています】
◆交流パーティー
イベントの最後には、社会人と学生の混成チームでゲームをしながら交流するパーティーを開催した。学生団体らによるオリジナル料理も提供され、楽しく美味しい時間となった。
2日間、様々な企業・団体・登壇者(先輩方)を迎え、多様な働き方への気づきを与え、知識を共有することができた。
【全プログラム】
◆12月8日(月)
10:30-10:40ご挨拶 京都大学理事 佐藤直樹
- 10:40-12:00 環境ビジネスの現在・過去・未来 ~学者・漫画家、行政の立場から~
基調講演:京都大学名誉教授(環境漫画家) 高月紘
事例紹介:北九州市環境局総務課 今村孝
京都市環境政策局 馬場保行
環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部 重松賢行
講評:京都大学環境科学センター長 酒井伸一
○12:00-13:00 ランチミーティング 柳月堂の焼き立てパンを頬張りながらブース出展者のプレゼンを。
- 13:00-14:30 社会貢献を仕事にする ~ソーシャルビジネスの現場から~