当日は小雨が降る中、思い思いに青い物を身にまとった人、総勢250人が五月雨的に会場に集まった。早くこられた方は、講義がいつ終わるか、本当に 終わるのか、はらはらしながら扉ごしに見守った。ほぼ時間通りに終わり、ほっとしながら会場へ。大勢のため、着席し静まるのに数分。どこでどのように話す のか、マイクはどれを使ったらよいのか、基本事項も伝えられないまま、でも多くの学生を前に、満面の笑みでロックフェラー夫妻は入室された。
こ の方が・・・とても世界に名だたるビジネスマンとは思えない、むしろ教育者の中の教育者として教壇に立たれ、言い聞かせるように暖かくゆっくりしたペース で語りかけられた。英語が理解できない人も多いことを感じておられたのだろう。ゆっくり話して頂いたところで、所詮、正確に全ては理解できない人(私を含 め)もいる、またあのロックフェラーさんを前に緊張のあまり、全てが飛んでしまった人もいただろう。その全ての状況を理解し、包みこむように話された。さ らには、質疑応答まで自らこなされ、大きな拍手の中で講演は終わった。その後の記念撮影や食事、学生のプレゼン、京大生協からの挨拶・・・全ては夢の中の ような2時間であった。
何より印象に残ったのは、エコ~るど京大の「ぬか漬け」チャレンジに参加して下さったときのコメントであった。企画の趣 旨を説明すると「これで私たちは、このコミュニティ、ファミリーの一員として認められるのですね?」。タイトであったが頑張って企画・運営した我々への最 大の賛辞であった。
イベントが終わる頃には雨は本降りとなり、部屋に戻るまでにびしょぬれになったが、それでも恵みの雨に感じることのできる機会であった。次回は、もっとじっくりと企画し、さらに良い企画にしたい。
【文責:MA】
夫妻が天地返ししておられる様子は、FBからご覧いただけます。
https://www.facebook.com/ecosengen
学生さんのプレゼン資料
紹介された新聞記事