2016年12月15日(木)18:30~21:00に京都大学本部キャンパス内物理系校舎北棟7階教室にて開催し、22名で和気藹々とした料理教室&晩餐となりました。
◆事業の目的
食による環境貢献は様々な側面から非常に重要です。食材選びやその有効活用によって、環境負荷は大きく変わります。同時に食は、健康面でも重要ですが、特に学生は、忙しさや一人暮らしのため、栄養バランスの悪い食生活や朝食等を食べないことなどが問題視されています。
そこで、これらの課題を解決するため、環境配慮及び健康の両方に寄与して、忙しい一人暮らしの学生等にも比較的楽に継続できるメニューをピックアップし、その料理教室を行いました。
◆当日の様子など。
時間がかからない、洗い物が少ない、一般的な食材・調味料のみを使う、といった観点の下で、細かいレシピを使わなくてもおいしく栄養価の高いメニューを事前に考え、調理や味付けのコツを学べるよう工夫しました。形がいびつだったり小さかったりして市場にあまり出回らず廃棄されてしまうこともある規格外野菜を「でこぼこベジタブル」として活用しているでこべじカフェと協同し、関係をもっている農家から仕入れたものを使用しました。
メニューは
「チキンとあまり野菜のトマト煮チキンとあまり野菜のトマト煮」
「レンジで出来る!かぼちゃの煮物」
「混ぜるだけ!超特急・鮭ごはん」
「白菜の浅漬け」
「大根とツナの和風サラダ」
「ほうれんそうの卵焼き」
としました。メニューの一部については、Facebookイベントページ(https://www.facebook.com/events/1853172424969909/?ti=cl)に記載しています。
事業後に参加者に対して行った聞き取りでは「味見をしながら味を調整する感覚が身についた」「普段考えていなかった栄養や食べ合わせについて考えるきっかけになった」などの感想に加え「使ったことがなかったお酢をドレッシングに使えた」「こぶ出汁のとり方がわかった」「かぼちゃをレンジで煮ることができて驚いた」など様々な感想が得られました。実際に手を動かしながら丁寧に調理ができ、満足度は非常に高かったと思います。
※なお、本事業は一部、京都府「平成28年度食育のたね交付金」の支援を受けて実施したものです。