少し遅くなりましたが、今年度の夏は、3名の学生・院生が、海洋環境・資源保全に関する国際シンポジウム及び国際会議に参加させていただきました。その概要とレポートを紹介いたします。
なお、この実現にあたっては、(一社)セイラーズフォーザシー日本支局の井植美奈子様、アメリカ大使館の皆様、その他関係者の皆様に大変お世話になりました。この場をお借りして、御礼申し上げます。
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◆日米国際海洋環境シンポジウム in Hawaiiへの参加
「日米国際海洋環境シンポジウム in Hawaii」は、海洋環境問題への解決策を探ることを目的に、2016年8月22日にホノルル・コンベンションセンターにて、日米双方の代表によって開催された。日本側の代表は、内閣総理大臣夫人・安倍昭恵氏、アメリカ側の代表は米日カウンシル会長、故ダニエル・イノウエ上院議員夫人のアイリーン・ヒラノ・イノウエ氏が務め、(一社)セイラーズフォーザシー日本支局も主催した。
本シンポジウムにおける主なテーマは、防潮堤建設による海洋性生物・汽水生物、海洋環境への影響、持続可能な海洋資源の消費、そして女性の視点による日常における海洋環境改善への提案であり、基調講演やパネルディスカッションで構成された。この最後のプログラムとして、「Challenges for the Ocean Conservation(海洋保全への挑戦)」と題した学生パネルが行われ、エコ~るど京大・山口優輔(生命科学研究科)が登壇した。無限の可能性と無尽蔵の資源をもたらすと思われていた海だが、地球温暖化、海洋汚染、過剰漁獲、乱開発などが原因で、海洋環境は今や未曾有の危機に直面している。議論では、太平洋を挟んだ日米双方が協力し、女性や学生の視点から未来の子どもたちに美しい海を手渡すための解決策が探られた。
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◆ワシントンDC「Leadership Summit」への参加
Our Ocean, One Future Leadership Summit(以下、Leadership Summit)は、2016年9月15日・16日の2日間、ワシントンD.C.にあるGeorgetown University キャンパスにて開催された。本サミットは、アメリカ国務省で同期間に開催されていたOur Ocean, One Future Summit本会議に並行して、ユース向けに実施されたものであり、参加者は50か国75大学より150名であった。日本からは、3名が参加したが、うち2名はエコ~るど京大の山口凜(京都大学文学部3回生)と横山恵利香(京都大学法学部3回生)であり、(一社)セイラーズフォーザシー日本支局を通して参加させて頂いた。参加した学生は、世界の最先端の議論を目の当たりにする機会を得ると同時に、様々な優秀な学生とも出会い、大いに刺激を受けていた。
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