京都大学環境科学センターでは3年前から吉田地区の落葉の堆肥化を行なっています。平成22年度は450kg(水分含有)程度だったのですが、平成25年度は3,500kg(水分含有)を超え、吉田地区の落葉の20%弱となります。仕上がった堆肥は学内外の皆さんに配布して一部とはいえ循環のサイクルに乗っているものと考えています。
並行して今年度よりミミズによる生ごみの堆肥化も検討を始めています。何しろミミズは気温の変化に弱いようで(適温は0~30℃)夏場に激減してあわてています。ところが落葉の堆肥の中にこの半年の間に6,000匹余りも発生しており、ミミズ消滅の危機は脱することができました。ただ生ごみ処理に向いているものはシマミミズと言われており、落葉堆肥に発生したミミズの効果ははっきりとしていないのが現状です。
落葉の堆肥化
ミミズ 約500匹
100mlビーカー
京大のシンボルである「楠」の葉は春に新芽との入れ替え時に落ちていることは知っていましたか。たまには周りの自然の変化にも目をやって下さい。