6/18(土)10:00~17:00
※入退場自由(概ね1時間ごとに内容を変える予定です)
◆どなたでも参加可能(先着108人)
◆新規参加者も募集!:ecocheck@eprc.kyoto-u.ac.jpにご連絡を 。本文にお名前と所属(学年/肩書き)をお書きください。
学生・教職員入り混じっての交流・討議の場が、なんと東福寺にて実現!まずは約1時間の座禅から・・・心身ともにリフレッシュしてスタートします。そして、普段入ることのできない空間で、深いもみじの緑に包まれながら特別な討議の時間を。
今回は、京都大学の環境・サステイナビリティに関するアクアションプランの実行計画を立案します。また、前回までにそれぞれの班で議論をしてきたプロジェクトを実行に移せる段階まで検討します。新たにプロジェクトを起こしたい学生・教職員の議題の持ち込みも歓迎です。【議題の持ち込み歓迎!】
◆プログラム予定
10:00~12:00 100人座禅&東福寺特別見学
12:00~13:00 参加者全員を知る(知らない人に一対一自己紹介タイム)
13:00~13:30 議題紹介
13:30~16:30 議題ごとの議論&企画書作成
16:30~17:00 成果紹介
◆議題(予定)【その他の議題の持ち込みも歓迎します】
○京都大学が考えるサステイナビリティやアクションプランのコンセプト
○アウトプットの形(冊子/書籍/レシピ本/アプリなど)
○今世紀末CO2排出量実質ゼロ化や国連SDGs達成のための研究や教育の在り方
○2030年CO2排出量26%削減に向けた省エネ対策の在り方(特に見える化、行動改善)
○学内食品ロス削減&循環プロジェクト
○北部食堂を畑にするプロジェクト(上記と一緒?)
○環境・サステイナビリティ教育の在り方(プロジェクト?)
○環境・サステイナビリティを目指す地域連携の在り方(プロジェクト?)
◆備考:なぜ、東福寺なのか? ≪文責:エコ~るど京大・後藤翔太(文学部)≫
今回は、ご縁があって、東福寺さんのご協力を得て、特別に場などを提供頂くことになりました。
東福寺は、1236年に創建された臨済宗東福寺派の大本山。その中には現代につながるエコな思想がたくさんあります。皆さんがご存じないと思われるわかりやすい例(看板より抜粋)をご紹介しておきます。他にも直接いろいろ伺える可能性がありますので、是非お楽しみにお越しください。
・東司(重要文化財)
東司とはトイレのことで、俗に百人便所(百雪隠)といわれる。禅宗叢林の便所では日本最古最大で、現存する唯一の遺構。当時の排出物は貴重な堆肥肥料であり、京野菜には欠かせない存在となっていた。京都の公家、武家、庶民の台所をおいしい野菜で潤していたのである。
・浴室(重要文化財)
禅宗伽藍の現存最古の浴室であり、現在でも使用できる程現代的なシステムが採用されている。所謂「サウナ風呂」である。当時は100人単位の僧侶が修行しており、沐浴に「お湯」を使用すると膨大な量となる。貴重な水はもとよりお湯を沸かすための薪の量も多く、東山三十六峰の山々が禿山になる可能性もあった。そのためお湯ではなく「蒸気」で体の垢をふやかし擦り落とすことで、お湯の使用量を格段に節約し、自然を大切にしてきた。
自然の中に人間は生かされ、自然に感謝して生きる。禅は人間のみのエゴを捨て去り、地球規模での輪廻を詠っているのである。
東福寺で禅を学び、環境について考え語り合いましょう。